インターネットでおすすめカーリースについて検索すると「デメリットだらけ」「やめとけ」「やばい」などの予測検索が表示されます。
このようなネガティブな意見を目にすると、「なぜカーリースはやめとけと言われるの?」「デメリットしかないの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、カーリースのデメリットを正直に紹介しつつ、カーリースが向いている人・向いていない人の違いについて解説します。
メーカー正規販売店で務める筆者が、初めてカーリースを検討する人に向けてわかりやすく解説します。
カーリースは、車の使い方や経済的な条件が一致すればメリットが多いサービスです。その分事前のマネープランが非常に重要になります。契約後に後悔しないよう、この記事を参考にしてくださいね。
カーリースはデメリットだらけ!?やめとけと言われる理由10つ
まずはカーリースがデメリットだらけ、やめとけと言われる理由を解説していきます。
カーリースは車を借りるサービスのため利用に制限が生じます。賃貸住宅をキレイに使わないと、退去時に修繕費を請求されるのと同じです。
まずはカーリースのデメリットを知り、契約後に後悔しないように理解を深めましょう。
総支払額が高くなりやすい
カーリースは月額料金5,000円台から契約できるサービスもあり、予算に余裕がない人でも始めやすい特徴があります。
しかし実際に必要な総額を計算すると、カーローン等で購入するより総支払額が高くなることがほとんどです。
車を持つには、車両代・自動車保険代・自賠責保険代・メンテナンス代・車検代・各種税金とさまざまな費用が必要です。
そのため車両代と月額料だけを比べるのでは不十分であり、正確に比較検討するなら車に関する総額を算出しなければなりません。
オリックス・カーリース・オンラインでミライースを9年保有した時の総額を比較してみました。
内容 | 新車購入 | カーリース |
---|---|---|
車両代金 | 959,200円 | 1,710,720円 (月額:15,840円) |
自動車税 | 97,200円 | |
重量税 | 26,400円 | |
自賠責保険 | 70,160円 | |
車検代 | 約80,000円 | |
定期点検代 | 約200,000円 | |
消耗品代 | 約150,000円 | 約50,000円 (オイル交換代不要) |
任意保険代 (20等級として) | 約450,000円 | 約650,000円 |
合計 | 約2,032,960円 | 約2,410,720円 |
上記の比較表からもカーリースのほうが割高だとわかります。
契約後に後悔する最大の理由は費用的な誤算です。さまざまな視点や条件を洗い出してじっくりと比較しましょう。
上記の比較は、新車を現金で一括購入した時のシミュレーションです。多くの人はマイカーローンを組んで新車購入すると思いますので、加えて利子がかかることを理解しておきましょう。
走行距離制限がある
車は、総走行距離が長くなるほどエンジンや足回りが消耗して価値が下がっていきます。
そのためカーリースでは、車の価値を下げすぎないための走行距離制限が設けられています。
- オリックス・カーリース・オンライン:2,000キロ×利用月数
- ニコノリ:5年間で6万キロ以内
- KINTO:1,500キロ×利用月数
- コスモMyカーリース:1,000キロ×利用月数
走行距離制限を超過すると、車両返却時に精算しなくてはいけません。なお超過分の精算はリース会社によって異なり、1キロ当たり5~15円が相場と言われています。
高級車だと1キロ当たり22円という高額なリース会社もあるので契約時に確認しましょう。
中途解約ができない
カーリースは利用者の都合による中途解約を認めておらず、「支払いが厳しいから手放したい」「車に乗らなくなった」などを理由に解約できません。
ただしリース会社がやむを得ない事由と判断した場合は、解約金や違約金を支払うことで中途解約が認められる場合があります。
解約金に関する規定はリース会社によって異なりますが、ほとんどの場合でまとまった金額の一括支払いを求められます。
カーリース契約時は「中途解約の可能性はないか」「適切な契約期間はどのくらいか」をしっかりと見極めた上で検討しましょう。
返却時に追加金が必要なことがある
オープンエンド方式でリースした場合、返却する車の価値が契約時に設定していた残価(残存価値)を下回ると追加金を支払って精算しなくてはいけません。
残価設定とは、返却時の車の値段を予想し、その分を差し引いた金額を月々支払う方法です。なお差し引いた金額は車両を返却することで精算します。
カーリース契約にはオープンエンド方式とクローズドエンド方式があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
項目 | オープンエンド | クローズドエンド |
---|---|---|
契約時の残価開示 | あり | なし |
残価設定の方法 | 契約者とリース会社の間で 残価を設定 | 残価が非公開なので 設定に関与できない |
契約終了時の精算 | 返却時の車の査定金額と設定してあった 残価に差額が発生したら追加金を支払う | 契約者の追加支払いはなし 不足金はリース会社が負担する |
メリット | 残価を高く設定して月々の支払いを抑えやすい 残価より車の価値が高ければ差額を受け取れる | キズ・ヘコミがあっても 車両返却時に追加金が発生しない |
デメリット | 返却時に追加金が発生する可能性がある | 残価を低く設定されやすいため、 月々の支払いが高くなりやすい |
返却時に追加金を支払いたくない・価値が下がるのが怖い人にとっては、クローズドエンド方式のほうが安全で確実な選択と言えるでしょう。
禁煙やペット不可のプランがある
カーリースでは、匂いが残る喫煙やペットの同乗を禁止しているものがあります。
返却された車両はそのまま中古車リースとして再利用したり売却されたりします。
新車リースの返却後も商品として扱うため、価値を下げる行いは原則認められません。
カーリース用の任意保険への加入が必要
カーリースには任意保険を含まないものが多く、契約者が別途加入しなくてはいけません。
リース会社の多くが専用の保険を用意していますが、等級継承や補償内容の変更を行えないなどの不自由さがあります。
保険料も割高になりやすいので、少しでも費用を抑えたい人は最適な自動車保険を自分で探しましょう。
こう聞くと任意保険の加入が面倒に感じるかもしれませんが、カーリースでは「小さなキズも原状復帰して車両を返却する」という決まりがあります。
万が一の事故で全損になったときの負債を負うリスクがあるため、任意保険は必ずかけるようにしましょう。
選べる車が限られる
新車リースで選べる車は現行車のみで、カーリースによってはグレードやオプションに制約があります。
トヨタが提供するサブスク『KINTO』では、車種の選択肢は広いものの一部のグレードからしか選べません。オプションや用品も限られています。
カーリースで契約する車はリース会社の所有物で、返却後も商品として扱われます。そのため市場のニーズが高いグレード・用品しか選択できない特徴があります。
もちろんリース会社によっては車種・グレード・用品ともに自由なプランもあります。希望の車種やグレードがある場合は、事前に相談や確認をしましょう。
自由にドレスアップができない
カーリースでは、契約時の状態のままで車両を返却することが原則です。
このため契約者によるパーツの交換や追加取り付け、キズが残るようなカスタマイズは禁止されています。
ただしリース会社によって若干規定が異なるため、条件によっては許可されることもあります。興味がある人は事前に問い合わせて相談することがおすすめです。
- いかなる場合もパーツの交換・取り付けは認められない
- 原状復帰するのであれば、パーツ取り付けは自由
- 法令に触れず、車の価値を下げない程度であればOK
- 指定(純正)パーツの取り付けであればOK
会社によって考え方が異なるとはいえ、リース車両を改造することは一般的に禁止されています。
独断で手を加える前にリース会社に必ず相談するようにしましょう。
自分の所有物にはならない
カーリースは車を借りるサービスなので、いくらお金を払っても自分の所有物にはなりません。
カーリースと賃貸住宅は仕組みがよく似ています。賃貸住宅は契約者が家賃を支払って住宅に住み、オーナーが固定資産税を支払い、修繕・維持・管理をします。しかしどんなに家賃を支払っても契約者の物になることはありません。
原則としてカーリースもこれと同じですが、最近では、契約満了時に借りていた車両を自分の物にできるプランもあります。
ただし数年後を見越して契約しなくてはいけない他、他の支払い方法より総額が高額になりやすいため注意が必要です。
全損事故や盗難時の賠償が高額になりやすい
カーリースは、事故が起きたときの経済的リスクが大きいデメリットがあります。
カーリースで契約していた車が全損事故や盗難に遭い、車両がなくなった(車の滅失)と判断されると強制的にリース契約が解約されます。
借りていた車が無くなってしまった場合、残りのリース代総額+車の残存価値+違約金を早急に支払わなくてはいけません。
もしカーリースに特化した任意保険や車両保険に加入していなかった場合、これらの賠償を契約者が全て支払うことになります。
カーリースのデメリットの解決策はこれ!
カーリースはデメリットばかりが取り沙汰されますが、デメリットを補う解決策はあります。
検討段階でしっかりリサーチすることである程度のリスクは取り除けます。解決策となるポイントをご紹介していきます。
総額を算出してシミュレーションする
表面上のカーリース利用料は非常に安価です。
しかし前項のデメリットでも解説した通り、車に関する総支払額を比較すると、一括払いやカーローンで購入するよりカーリースのほうが割高になることがほとんどです。その代わりカーリースでしか得られないメリットも多くあります。
シミュレーションで算出した総額が割高でも、それを補えるだけのメリットを感じられるならカーリースを選ぶことは決して悪くなく、後悔することもないでしょう。
また月額料金だけで判断せず、ボーナス払いの有無・残価精算の有無も必ず確認しましょう。
車を持つことは長期的な出費が続くということです。特にカーリースは車両代以外のサービスも含むので、面倒でも念入りな比較検討で失敗を防げます。
サービスを比較して自分に合ったプランを選ぶ
一口にカーリースといっても、最近ではさまざまな条件のプランが発売され、デメリットを補いつつあります。
来店するお客様もリースを意識している人が増えてきました。世間に浸透してきた分、契約者に有利なプランが続々登場している印象です。
例えば定額カルモくんは、契約満了後に車を返却する必要がありません。これにより「自分の所有物にならない」というカーリースのデメリットを補うことができます。
デメリットごとに、それに対するおすすめのカーリースを表でまとめました。
カーリースのデメリット | おすすめカーリース | プランの特徴 |
---|---|---|
走行距離制限がある 返却時に追加金が必要 禁煙やペット不可 自分の所有物にならない | ニコノリ 定額カルモくん オリックスカーリース | 満了後、車両を返却せずに自分の物にできる |
中途解約ができない | KINTO SOMPOで乗ーる カーコンカーリース | 解約金なしで中途解約ができる |
カーリース用の任意保険加入が必要 全損や盗難時の賠償が高額 | KINTO スズキ定額マイカー7 他、メーカー系カーリース | プラン内に任意保険を含んでいる |
選べる車が限られている | ニコノリ 定額カルモくん オリックスカーリース | 国内大手メーカーから選べ、中古車もリース可能 |
カーリースのプランは一つ一つ異なり、それぞれに特徴があります。
一つのプランでデメリット全て補うのは難しいですが、自分が優先したい事項を把握し、プラン選びに反映させるように心掛けましょう。
中古車のカーリースも検討する
「少しでも月額料金を抑えたい」「現行車で乗りたい車種がない」という人は、中古車リースも視野に入れてはいかがでしょうか。
- 新車リースよりリーズナブル
- 製造終了の車種も選べる
- 納車が早い
- 短期間の利用がしやすい
- グレードや装備を自由に選べない
- 新車より故障のリスクが高い
- 深刻な故障をしても中途解約ができない場合も
特に最近は、長納期化が深刻です。新車リースの場合、契約後にメーカーに発注を行うため、納車まで最低2~3か月はかかってしまいます。
中古車リースならすでに在庫があるため、整備期間を含めて2~3週間程度で納車できます。予算を抑えつつ、早く車が欲しい人にとっては最適なサービスといえます。
カーリース利用者が「やめておけばよかった」と感じた例
すでにカーリースを利用している人が「やめておけばよかった」と感じた例を具体的にご紹介します。
他の人が後悔した理由を知ることで失敗を未然に防げます。カーリースのデメリットに通ずる内容なので併せて参考にしてください。
指定店でのメンテナンスが面倒
リース車は、車両の価値を保つために半年ごとの法定点検を受けなければいけません。その際は、リース会社が指定した整備工場に入庫することが基本です。
そのため遠方にしか提携先がないプランで契約すると、点検のたびに思わぬストレスを感じてしまいます。
法定点検は一回につき30~60分程度です。移動時間も合わさると簡単に半日がつぶれてしまいます。
忙しい人や車の運転が得意ではない人は、最寄りの整備工場が近いプランを選択しましょう。
経済的な負担が大きい
カーリース契約後にもっとも「やめておけばよかった」と後悔する理由が、想像していた以上にリース代が家計を圧迫するということです。
広告に掲載されているリース月額料金は非常に安価です。そのため、「多分払えるだろう」という軽い気持ちで契約してしまう人が後を絶ちません。
しかしいざ車を持つと、自動車保険料や燃料代、プランに含まれない修理代なども発生します。
契約当初は大丈夫でも、契約年数が進むにつれてだんだん家計が厳しくなっていくのは決して珍しい話ではありません。
リースに限らず、私が勤めているような新車販売店の残価設定型ローンでも同じことがいえます。車を持つときは、収入と車のコスト、他の出費のバランスをしっかり考えましょう。
中途解約ができなくて次の車を買えない
カーリースは、利用者の都合による中途解約ができません。
つまり長いリース契約期間中、「車に飽きた」「他に欲しい車ができた」などの理由で車を手放したくても、以下の口コミのように契約が満了するまで待つしかありません。
このような理由でも、リース会社によっては中途解約を認めることがあるかもしれません。ただし高額な解約金の発生は回避できません。
車が好きな人・乗る車にこだわりがある人ほどカーリースで後悔しやすいように感じられます。
納車が遅い
自動車業界全体に波及している長納期化が新車カーリースにも影響を与えており、契約時に提示された納期より長い時間がかかることが増えています。
業界人として頭が痛い問題として国内自動車メーカーの不正問題もあります。該当車種は人気車種であっても製造が停止されるため今後も影響が残りそうです。
一部のリース会社は、メーカーとのつながりによる納期短縮をアピールしていますが、製造をストップされてしまっては誰も打つ手はありません。
供給状態が不安定な今だからこそ、「わざわざリースを選ばずに在庫車や中古車を買えばよかった」という後悔につながっているようです。
カーリースに向いているのはこんな人!
カーリース向いている人・ピッタリなタイプの人をご紹介していきます。
車に関する価値観が一致すれば、カーリースは決して悪いサービスではありません。事実、確実にシェアを拡大し、メーカー各社も自社の車両を使ったリース(サブスク)を展開しています。
新しい車の持ち方として注目されてるカーリースがどんな人に適しているのかを下記で詳しく解説していきます。
初期費用を抑えたい
カーリースの代表的なメリットの一つが、頭金不要でまとまったお金が必要ないということです。もちろんリース会社によっては頭金を支払う選択もできます。
一般的な頭金は、車両代金の一部・登録諸費用・各種税金を合算して支払うことが多いですが、カーリースはこれらの費用が最初から月額料に含まれています。そのため契約時にまとめて支払う必要性がなく、資金が少なくても好きな車を選びやすくなっています。
車を購入する場合、ローンによっては頭金なしでも登録料や税金を先に支払わなくてはいけません。この負担が案外重く、契約書を見て驚かれるお客様が沢山います。
もちろん先に頭金を納めたほうが月々の支払負担は軽くなります。しかし最初から月額料が安いカーリースで初期費用不要という大きなメリットを犠牲にするのは一考の余地があるでしょう。
貯金がなくても申し込みできることから「カーリースは貧乏人」と言われることがありますが、実はそうではありません。
しっかりと審査に通過する必要があるため、安定した収入は必要です。
車に関する支出を安定させたい
車を所有していると、急な消耗品の交換や修理、税金などが原因で出費の波ができやすく家計を圧迫します。
まずカーリースでは、車両に関する税金はリース会社が支払うことが鉄則です。
さらにメンテナンスに特化したプランに加入することで消耗品代や車検代を月額料に含められます。付加価値があるプランを選ぶと月額料金は高くなりますが、突然の大きな出費を防ぐ効果は非常に大きいでしょう。
そして車が不調の際は指定工場ですぐに整備ができるので精神的な負担を軽減できます。
車に強いこだわりがない
“車にこだわりがない”とは、カスタムに興味がない人・自分の所有物にしなくてもいい人の2つが挙げられます。
原状復帰してからの返却が原則のカーリースでは改造が認められていません。車にオリジナリティを持たせたい人は物足りなさを感じてしまうはずです。
また自分の車を持つことにステータス性を感じる人にもおすすめではありません。
こういった意味でも、車に対して強い思い入れがなく、「良い車に安く、気軽に乗りたい」というライト層にこそ最適なサービスだと言えます。
事業やビジネスに利用したい
事業主がカーリースで車を持つことは、経費・管理上で非常に多くのメリットがあります。
- リース代を全額経費として計上できる
- 初期費用不要で導入しやすい
- 会計・車両管理が楽になる
- 新しい車に乗り替えやすい
- 中途解約ができない
- 走行距離制限がある
- 返却時に原状復帰しなくてはいけない
- 購入するより総額が高くなりやすい
会社が車を購入すると、数年にわたって減価償却して経費を計上しなくてはいけません。しかも車両の整備管理や税金の支払いなど、なにかと煩雑な作業がついて回ります。
カーリース特有のデメリットは残るものの、管理全般が簡略化できることからビジネスにこそカーリースが最適と知られています。もちろん法人事業用のカーリースも充実しています。
【番外】通常注文ができない車種に乗りたい
メーカー系カーリースでは、通常注文では受注できない車種をリース契約できる場合があります。
特に顕著だったのは、トヨタのアルファード・ヴェルファイア・ランドクルーザー系が挙げられます。
これらは根強いファンが多く、即完売だった車種です。メーカーから割り当てられた台数が限られていたため、販売店もメーカーリースをすすめていた背景があります。
タイミングや車種によって受注の可否が異なるので、リースなら絶対に注文ができるわけではありません。
しかしメーカー系リースで注文された車両は、優先的に製造、納車が進められるのは間違いありません。欲しい車が注文できない際は、メーカー系リースの受注状況も一緒に確認してみましょう。
カーリースのデメリットでよくある質問
下記では、カーリースのデメリットに関するよくある質問をまとめて解説します。
カーリースは、長い期間の支払いが伴う重要な契約です。表面上の価格だけに注目せず、本当に自分に合ったサービスかを見極めてください。
カーリース後悔の声は知恵袋にもある?
「カーリースを選んで後悔したか」を尋ねる質問が知恵袋で複数確認できます。
その理由には、カーリースに関する情報をネット検索すると、予想検索にデメリット・後悔・やめとけといったネガティブなワードが並ぶからだと考えられます。
確かにカーリースにはデメリットがあり、向き不向きがあるサービスです。
しかし車に対する価値観や経済状態が一致すれば決して悪い条件ではありません。事実、着実に契約者を伸ばし続けている注目のサービスです。
カーリースの弱点は何ですか?
カーリースの最大の弱点は総支払額が高くなりやすいことです。また中途解約もできず、自分の所有物のように自由に扱えないリース特有の不自由さもあります。
その反面初期費用の負担がほとんどなく、信用情報に問題がなければ契約も容易なため、購入するより気軽に車を使える強みもあります。
カーリースはどんな人におすすめできますか?
カーリースは、初期費用をかけたくない・強いこだわりがない・タスクを割きたくないという人におすすめです。
車両の管理はリース会社が担うため、入庫のお知らせに従って車を整備工場に持っていくだけメンテナンスを行ってくれます。またメンテナンスに特化したプランなら、消耗品代・車検代を含むケースもあるため、価格に関するリサーチも必要ありません。
安価な月額料金のサービスをチョイスすれば、購入するには予算オーバーだった車も選びやすいでしょう。
車のリースは何年するのが一般的ですか?
選ばれやすいのは3年・5年・7年契約ですが、満了時に車が貰えるプランなら7年・9年・11年が一般的です。
リース会社の中には、1年単位でフレキシブルに契約できるものもあります。
カーリースを何年契約で結ぶかは利用者に左右されますが、契約期間が長ければ長いほど月額料金の負担が軽くなります。
このことから、短い期間だけ車を使いたい人(3年未満)や、長い期間乗り続けたい人(7年以上)がカーリースの恩恵を受けやすいといえます。
カーリースは審査が厳しいですか?
カーリースの審査基準は明確に公表されておらず、信販会社によって異なります。
ただしカーリースは支払う金額が少なく、担保となる車があるため比較的通りやすいとされています。
しかし信用情報に問題があったり、収入が安定していなかったりする場合は審査に落ちやすくなってしまいます。
まとめ:カーリースのデメリットはカバーできる!
カーリースには確かにデメリットがあるものの、“やめとけ”といわれるほど悪いサービスではありません。
- 使う人によってデメリットが多いサービスなのは事実
- 購入するより総額が高くなりやすいが、初期費用なしで契約しやすい
- 定額制で車に関する出費が読みやすい
- 中途解約不可や原状復帰しての返却など使用上の制限が多い
- 事業主が利用すれば節税効果が大きい
カーリースは月額料が安いため、安易に契約をして後悔する人が後を絶ちません。そのため契約前に必要費用をしっかりシミュレーションし、将来の自分が支払いきれるかを考えましょう。
車を購入する場合・リースにする場合でしっかりと条件を比べ、なおかつリース会社ごとの特色を理解して比較検討することで後悔する可能性を減らせますよ。