カーリースを契約する際は、どの会社でも信用情報の審査が必要となり、避けることはできません。

そう聞くと「審査に通るのか不安」「審査が甘いカーリースはどこ？」と感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事ではカーリースの審査通過に自信がない方に向けて、審査が甘いと言われる会社の特徴や、人気のカーリース会社をわかりやすくご紹介します。

また審査に通るか不安に感じている方は、審査に通過するためのコツも合わせてぜひ確認してみてくださいね。

お金に関することは複雑でわかりにくい部分も多いので、調べるのも大変ですよね。

今回はカーリース契約が初めての方にもわかりやすくまとめたので、参考にして審査に備えましょう。

審査が甘いカーリース会社の特徴

契約時の審査基準はカーリース会社によって異なり、中には与信情報に多少の問題があっても通るような審査が甘い会社も存在します。

そのような会社には、主に以下の4つの特徴が挙げられます。

カーリースの審査は総量規制の対象外であり、さらにリース車自体が担保となるため、ローンの審査より甘くなる場合があります。

無論、どのような条件でも通るわけではありませんが、与信に自信がない方でも対策次第で契約できる可能性は十分にあります。

下記の特徴を目安にしつつ、後述する審査に通るコツも合わせてチェックしてみてください。

料金設定が安い

カーリースの審査は、「契約者の年収」と「年間の返済総額の割合」を指す返済負担率を重視する傾向があります。

つまり月額料金が安いカーリースプランを選ぶことは、返済負担率の割合を抑えることに繫がり、審査の難易度を下げる効果が期待できます。

また契約時は月額料金だけでなく、契約期間中の総支払金額も重要です。

月額料金が少額でも最終的な総支払額が割高では意味がありません。

広告の表示金額だけでカーリース会社を選ばずに、具体的なシミュレーションを行うようにしましょう。

自社で審査を行っている

多くのカーリースが信販会社と提携しており、指定信用情報機関に登録された信用情報を照会して申込者の支払い能力を調査します。

しかし、中には申込者から提出された独自項目のみで審査の可否を決定するカーリース会社も存在します。

信用情報の照会を行わないということは金融事故や債務履歴も確認されないため、信用情報にキズがあっても審査に通りやすい傾向があるといえるでしょう。

ただし、自社審査はカーリース会社側にリスクが大きい分、デメリットもいくつかあります。

自社審査の契約を進める際は以上のようなデメリットを理解し、契約条件や利用制限を理解してから申込みを行いましょう。

複数の信販会社と提携している

複数の信販会社と提携しているカーリース会社を選ぶと、審査の回数が増えることで通過のチャンスがアップします。

一口に審査といっても信販会社ごとに基準が少しずつ異なり、一社目で審査落ちしても他の信販会社で通ることがあるためです。

一つの信販会社しか提携していない場合、この一社で審査落ちするとカーリース契約が進められません。

しかし複数の信販会社と提携しているカーリース会社であれば、リース条件はそのままでカーリース会社側が適宜信販会社を選んで審査を重ねられます。

契約者からみれば何回も審査を依頼する手間が省ける上、通過の確率が上がるメリットがあります。

相場より月額料金が高い

審査基準を意図的に甘くしているカーリース会社にとって、申込者の返済能力には最後まで不安が残ります。

そのため未払いが発生した際の損失を減らすために、相場より高い月額料金を設定している会社があります。

「支払いを抑えることで審査の難易度を下げたい」「契約条件が悪くても車が必要」など、それぞれに事情があると思います。

月額料金や審査方法はホームページなどに明示してあることが多いので、必ず比較して家計に合ったサービスを選びましょう。

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いずれのカーリースも審査の基準は明確に公開していないため、前述の特徴を踏まえても審査の難易度を見極めるのは難しいでしょう。

ここでは以下の項目を参考に、カーリースの審査が特に甘いとされる5社をピックアップしてご紹介します。

• 利用者の口コミや評判
• 料金設定
• 公にしている審査基準

カーリースは比較的審査が緩いとされますが、その中でも特にお勧めの会社が次の通りです。

上記のカーリース会社はいずれも審査に寛容ではありますが、必ず契約ができるわけではありません。

厳選な審査が行われるため、慎重なプラン選びや正確な申請書類などの準備は必要不可欠です。

それを前提として、まずはあなたの条件に合うカーリース会社を見つけていきましょう。

1位：定額カルモくん｜自社審査と低料金で契約者の満足度が高いカーリース

定額カルモくんの概要
運営会社	ナイル株式会社
月額料金	13,920円〜
リース期間	1〜11年
走行距離制限	1,500km / 月 ※7年以上の契約で無制限
任意保険	なし
契約方式	クローズエンド方式
取り扱い車種	国産車全メーカー
契約満了後の車両譲渡	あり
メンテナンスプラン	あり
URL	https://carmo-kun.jp

定額カルモくんは、低料金設定と幅広い車種から細かくカスタマイズできる便利さで選ばれている人気カーリースサービスです。

オリックス自動車株式会社が独自基準で行う自社審査で、低料金設定も相まって大手カーリースの中でも審査が通りやすいと評判を呼んでいます。

またオリックス自動車株式会社との提携によって、リーズナブルな中古車リースの取り扱いもあります。

このような選択肢の多さと充実のサービスが魅力で、予算に合わせて車を選びやすい条件が整っているカーリースの代表格といえるでしょう。

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定額カルモくんのさらに詳しい評判や口コミについては以下の記事もご参考ください。

2位：ニコノリ｜3社の信販会社と提携・業界トップクラスの低料金設定が魅力

ニコノリの概要
運営会社	株式会社MIC
月額料金	5,500円〜
リース期間	1〜9年
走行距離制限	30,000 or 60,000km/5年 ※9年契約で無制限
任意保険	なし
契約方式	オープンエンド方式 クローズエンド方式
取り扱い車種	国産車全メーカー
契約満了後の車両譲渡	あり
メンテナンスプラン	あり
URL	https://www.niconori.jp/

業界トップクラスの低料金で人気のニコノリは、信販会社4社と提携して審査を行っています。

4社の信販会社の内1社でも通過できれば契約となるため、料金設定と相まって審査が甘いカーリース会社と評価できそうです。

広告で訴求されている安い月額料金はボーナス併用払いのことが多いため注意が必要ですが、契約者に応じた支払い計画を相談できて見積もりも出してもらえます。

実店舗の窓口が全国に多数あるので、車種選びや支払い方法、審査について直接相談しやすいのは嬉しいポイントではないでしょうか。

ニコノリの詳しい評判や口コミについては以下の記事もご参考ください。

3位：オリックス・カーリース・オンライン｜独自販路と自社審査で業界屈指の人気を誇るカーリース

オリックス・カーリース・オンラインの概要
運営会社	オリックス自動車株式会社
月額料金	14,520円～
リース期間	5年・7年・9年・11年
走行距離制限	2,000km / 月
任意保険	なし
契約方式	クローズエンド方式
取り扱い車種	国産車全メーカー
契約満了後の車両譲渡	あり
メンテナンスプラン	なし
URL	https://www.carlease-online.jp/

オリックス・カーリース・オンラインは個人信用情報機関で照会された信用情報をもとに、オリックス自動車独自の基準で審査する自社審査で契約の可否を決定しています。

リース業界売上No.1に輝いたこともある背景には、頭金・保証人不要といった柔軟な審査対応があっての賜物だと考えられます。

また、他社にはない特徴として自動車オークションを独自で運営している点も審査に影響しています。

返却された中古車を自社オークションで直接販売できるため、車両の残存価値の回収や滞留在庫を減らせる良い仕組みが審査の敷居を下げていると考えられます。

オリックス・カーリース・オンラインの詳しい評判や口コミについては以下の記事もご参考ください。

4位：Cool MINT｜業界最安値宣言とクイック審査で契約への敷居が低いサービス

Cool MINTの概要
運営会社	双日オートグループジャパン株式会社
月額料金	14,960 円～
リース期間	1〜11ヶ月 3・5・7・9年
走行距離制限	500km / 月 1,000km / 月
任意保険	なし ※マンスリープランは月額に含む
契約方式	クローズエンド方式
取り扱い車種	国産車全メーカー
契約満了後の車両譲渡	なし
メンテナンスプラン	なし
URL	https://mintsubsc.com/

7大商社の一つである双日グループが運営するCool MINTは、大手商社の事業ネットワークが実現させた低料金設定が特徴です。

公式サイト内には簡単に試せるクイック審査が設けられており、予算に近い車と個人情報を入力するだけで審査の可否を確かめることができます。

なお、審査はオリエントコーポレーションで行います。

車選びや支払い方法について実店舗・電話・LINEでも相談ができるので、審査の悩みについても各窓口を活用するのがお勧めです。

5位：ノレル｜独自審査基準で実現、業過トップクラスの審査通過率80％！

ノレルの概要
運営会社	株式会社IDOM CaaS Technology
月額料金	17,270円～
リース期間	90日～9年
走行距離制限	90日契約：2,000km/月 1年契約：1,000km/月 2年契約：1,000km/月
任意保険	契約リース会社によって異なる
契約方式	オープンエンド方式
取り扱い車種	国産車全メーカー ※中古車は外車もあり
契約満了後の車両譲渡	あり(買取り)
メンテナンスプラン	あり
URL	https://norel.jp/

ノレルでは国内メーカーの人気車はもちろん、大手中古車販売サービス・ガリバーのネットワークを活かした中古車ラインナップが魅力のカーリースです。

その最大の特徴は、審査の通過率が高いことにあります。

公式サイトにおいても、独自の審査基準にとって審査通過率80%を実現していることをアピールしています。

中古車に限られるものの、“ノレルGo”は信販会社の審査なし・頭金0円で契約できるカーリースで、車に乗りながら与信を蓄積していくという画期的なプランです。

「誰でも乗れる」をコンセプトに、審査の通りやすさ・契約のしやすさに特化した商品を展開するカーリースサービスとして注目を集めています。

カーリースの審査を通過するためのコツ

審査が甘いと評判のカーリース会社でも、必ず通るわけではないため不安も残ると思います。

そんな方はカ―リースの審査を通過するためのコツをチェックして、しっかりと事前準備を行いましょう。

虚偽申告がバレると、審査落ちや最悪の場合法的トラブルに発展するケースもあるので絶対にやめましょう。

審査に通りたい場合は以下で紹介する方法を試して、正確に申込みを行ってください。

信用情報を把握する

信用情報に自信がない方は、指定情報機関に登録された信用情報をあらかじめ自分で確認してみましょう。

500～1,000円の手数料が必要ですが、指定情報機関のCIC・JICCともにインターネットやアプリから請求でき、複雑な手続きは不要です。

現在の信用情報を調べることは、支払い計画を立てる上で非常に役立ちます。

また、過去に支払いを滞納した経験があって不安がある方も、モヤモヤを取り除く良い機会になるのでおすすめです。

車両の総支払額を抑える

カーリースの審査を通しやすくするには、審査対象になる車両金額を抑えることがもっとも重要です。

特にグレードの選択は重要です。

同じ車種でもグレードが違えば車両本体価格が100万円以上違うことも珍しくありません。

当然ながら車両本体価格が高いほど、カ―リースの支払い額も増していきます。

ドラレコやフロアマット、ボディカラーなどのオプションも同様で、毎月数千円の追加料金でも総額で考えると大きな負担となることがあります。

審査が通りにくいと感じたときは、審査対象の金額を抑える工夫をしましょう。

連帯保証人や保証会社をつける

審査が通りづらい、もしくは通らなかった方は連帯保証人をつけることで審査に通りやすくなる場合があります。

具体的には以下の条件に当てはまる方が挙げられます。

万が一リース料金の支払いが滞っても、連帯保証人や保証会社がつけられていると回収が容易になるため、審査も甘くなる傾向にあります。

なお、連帯保証人をお願いできるのは安定した収入があり、元金を返済する能力がある親族や友人・知人が一般的です。

複数のリース会社に審査を依頼する

カーリースの審査条件は会社ごとに少しずつ異なるため、複数のカーリース会社に審査依頼するのが効率的です。

審査についての代表的な違いには、主に以下が挙げられます。

• 提携している信販会社による審査
  信販会社と提携し、一般的な信用情報に基づく審査が行われる
• 信用情報に依存しない自社基準の審査
  一部のカーリース会社は信用情報に頼らず、独自の基準を採用しています。他社の審査に落ちた場合でも通る可能性があります。

もちろん契約するプランもカーリースごとに異なるため、同じ車種でも「A社は審査落ちで、B社は通過した」といったことも起こりえます。

気になる数社にまとめて審査を依頼すれば、効率的に比較検討できます。

また、本審査を依頼するのが難しい方は定額カルモくんの「お試し審査」のように、誰でも簡単に依頼できる事前審査を利用すると良いしょう。

精度はやや劣りますが、審査の手ごたえを掴むことができます。

クレジットカードや借り入れを整理する

住宅ローンやショッピングローン、多額のリボ払いなどが残っていると査定に影響する可能性があります。

たとえ滞納なく支払っていても収入に対する借入れの比率（返済負担率）が大きいと、支払い能力に疑問符がつくのは避けられません。

支払いに対する焦りを無くす意味でも、カーリースの審査を依頼する際は、借入れを減らして余力を作ることがおすすめです。

クレジットカードにはキャッシング枠が設定されているものも多く、利用していなくても「将来的にキャッシングする可能性がある」と判断されて不利になることがあります。

使わないクレジットカードは解約する、もしくはキャッシング機能を外すことが審査に対して有効な場合があるでしょう。

家族名義で契約する

リース車を家族で共有するなら、安定した収入がある家族の名義で契約するのも有効である可能性があります。

ただし、ほとんどのカーリースが契約者＝使用者であることを義務付けています。

そのため契約者がメインで車を使用し、あなたが補助的に使用するようにしなければいけません。

家族名義で契約される場合はカーリース会社に確認の上、慎重に契約を進めましょう。

頭金を支払う

契約時に頭金を支払うことで審査対象となる金額が減額するのはもちろん、申込者の支払い能力を示す効果があります。

また、頭金は未払いが生じた際の保証金にも充てられ、貸し付け側からすれば損失を被るリスクを低減できるため審査も甘くなる傾向があります。

まとまったお金を準備するのは大変かもしれませんが、頭金を支払うことは最終的な総支払額を抑えることにも繋がります。

審査に自信がない方は、できるだけ頭金を準備するように意識しましょう。

金融事故記録(ブラックリスト)が消えるのを待つ

信用情報機関に登録されている金融事故記録は、一定期間経過することで自動的に削除されます。

ただし消えるまでの期間は金融事故の内容と信用情報機関によって異なるため、信用情報請求して確認しなければいけません。

条件によっては連帯保証人や十分な頭金を用意することで審査に通ることもありますが、ブラックリストに載った状態では非常に難しくなります。

上記の期間を目安にして、支払い計画を立てながら待ちましょう。

まとめ：カーリースは審査必須！審査が甘い会社＆通過のコツがある！

ここまで「審査が甘いカーリースの特徴」や「審査に通るためコツ」を解説してきました。

カーリースを契約するためには必ず審査に通過しなくてはいけませんが、審査基準には各社少しずつ違いがみられます。

また、審査に通りやすくするためのコツもあるので、信用情報に自信がないからと最初から諦めるのは勿体ないでしょう。

カーリースの審査は気軽に依頼でき、相談もできます。

自身の信用情報と収支をチェックして、気になるカーリース会社でプラン内容を精査して素敵なカーライフを手に入れましょう。