車両本体価格
¥2,850,000~(税別)※車両価格には保険料・税金・登録等に伴う費用および付属品価格は含みません。
インド・マルチ・ウドヨグ社が生産する現行車両唯一のリーフスプリングジムニーであるジプシーは、軽ジムニーに+815mmの4,010mmの全長と+145mmの1,540mmによるロング&ワイドボディーが特徴の、歴代ジムニーの中でも最大クラスといえるスーパーサイズジムニーです。
SJ413幌タイプのベース車両にレジントップを被せたハイルーフステーションワゴン風のフォルムはかつてヨーロッパ各国・オーストラリアに輸出されていたSJ413とも異なり、ジプシーのオリジナルデザインです。レジントップに備え付けられたサイドウインドウ、リアゲートに被せる形で装着するリアドアの左右非対称のウインドウも大きめのサイズで開放的な雰囲気を演出しています。
日本ではJA12/22の登場で消えてしまったリーフスプリングジムニーですが、まだ造り続けている国があります。それがインドです。インドの2016年の自動車生産台数は4,500万台で、実は中国、アメリカ、日本、ドイツに次ぐ世界第5位の自動車大国なのです。そのインドでは伝統的にスズキが強く、乗用車でのシェアは47.4%に上るといいます。アルトの現地生産はマルチ・ウドヨグ社で1983年にスタートしましたが、ジムニーは1985年から生産されています。それがこのジプシーです。先日、安倍首相がインドを訪問した際のパレードでジプシーが使われたことが話題となりましたが、日印友好の象徴として扱われています。
今回販売するジプシーは SJ413ベースで、ロングホイールベースかつワイドトレッドの最終型。本国には幌タイプもありますが、レジントップタイプとなっています。サイズは日本の軽ジムニーをすべてにおいて超えています。ホイールベースは軽ジムニーに+345mmの2,375mm、トレッドは+110mmの前1,300mm、後1,310mm、全長は+ 815mmの4,010mm、全幅は+145mmの1,540 mm、全高は+145mmの1,845mmというスーパーサイズ。これは歴代ジムニーの中でも最大クラスです。
エンジンは4ストローク4気筒1,298ccの G13BB型で、シングルポイント・インジェクターを 備えて80bhp、103Nmを発揮。サスペンションは熟成のリーフリジッドで、リアには大積載 に耐えるヘルパースプリングを装着しています。ト ランスミッションはMT5速、トランスファーは高低 2速とベース車両のままで、15インチのリブラグタイヤを駆動。 輸入元のRV4ワイルドグースでは、このジプシーの車検取得に1年以上取り組み、ついに成功。晴れて発売にこぎつけました。乗車定員は 本国の8人に対して4人となりましたが、積載量は 400kgを確保。幅は同じながら、80cmも延長された広大な荷室はジプシー最大の魅力です。
ジプシーの長さは、ホイールベースとリアオーバーハングの組み合わせによるもの。ドアの後ろからリアタイヤと、リアタイヤからリアゲートの間隔を見れば実感できるはずです。また、サイドパネルの面積がとても広くなっています。幅は軽ジムニーと同じで、大型オーバーフェンダーにより拡大されています。 オーバーフェンダーはいわゆるSAMURAI型で片側約70mm厚。ロングボディのためか、SAMURAIのような派手さはなく、全体に自然になじんでいる印象です。
シャシーは、ショートのラダーフレームをトランスファーから後ろとリアタイヤ後部を延長したもの。そのためリアプロペラシャフトとマフラーが長くなっています。
フューエルタンクは一般のジムニーと同様、リアオーバーハング上に位置します。前後リーフスプリングのスパンはJA11等と同じですが、トレッドの拡大に合わせて取付位置をフレームの外側に移設しています。また、フロントスタビライザーの装着とともに安定したハンドリングを実現しています。
ベースボディは幌タイプのため、センターピラーが存在することが特徴。その上にかぶせられたレジントップは、運転席上のフロント部、 荷室上の本体部、リアゲートの3つのパートで構成されています。かつて欧州・豪州に輸出されていたものとは若干異なるジプシーオリジナルデザインです。
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ジプシーの前後・上下に広い室内空間は想像以上。同じジムニーとは思えない!と言ってしまうほど。圧巻はやはりリアシートを畳んだ荷室で、もとは横向きの3人掛けシートがタイヤハウス上に対面で2脚装着されていたため、とにかく長いです。まさにイベント用テントなどの長尺物を格納するにはうってつけ。
荷室の高さも驚異的。ハイルーフ以上の広々感を備えています。これはタイヤハウス上のリアシートに腰かけた人を意識した高さが元になっています。荷室の容積は、軽ジムニーの4倍はあるように感じるほど。ジムニーオーナーの悩みのひとつは収納力だと思いますが、4人家族がキャンプ道具を満載した時の窮屈感などはもうオサラバ。こんな余裕があるジムニーはジプシー以外にありません。
なお、今回の日本での販売にあたり2人掛けのリアシートに仕様変更しましたが、このリアシートを使用した状態でも今までのジムニーにはない荷室の広さを感じていただけるはずです。
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トランスミッション、トランスファーなどの駆動系の基本的な構造はJA11やJA51、JB31と同じで、ホイールベースとボディの長さにより変更されたリアデフを駆動するための長いプロペラシャフトがジプシー最大の特徴になります。
また、過去のリーフサスペンションジムニーと基本的な構造は変わっていないためパーツに互換性があり、修理や改造に関しては他のリーフサスペンションジムニーのノウハウをそのまま活かす事ができます。
※注 下記写真のエアコンは実際に納車される車両には装備されていません。参考資料としてご覧ください。なお、エアコンの装着をご希望の方はオプションで日本製エアコンの取付を承っています。
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全長×全幅×全高 | 4,010×1,540×1,845mm | |
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ホイールベース | 2,375mm | |
トレッド | 前1,300mm /後1,310mm | |
乗車定員 | 2(4)人 | |
最大積載量 | 400(250)kg | |
車両重量 | 1,020kg | |
エンジン型式 | 4ストローク水冷エンジン4気筒 G13BB | |
排気量 | 1,298cc | |
最高出力 | 80bhp/6,000rpm | |
最大トルク | 103Nm/4,500rpm | |
トランスミッション | 5速マニュアル | |
トランスファー | 高・低2速 | |
変速比 | 高1.409 /低 2.268 | |
サスペンション | 前後リーフリジッド | |
ブレーキ | 前 ディスク 後 ドラム | |
タイヤ | F78-15-4PR | |
燃料タンク容量 | 40リットル | |
生産国 | インド |
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